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弔事の金包み – 正しい折り方とマナーについて

公開日:2025年03月04日(火)

弔事の金包み – 正しい折り方とマナーについて

公開日:2025年03月04日(火)

はじめに

弔事(お葬式や法要など)の場で、香典を包む際に気をつけたいのが「金包み(不祝儀袋)」の扱い方です。香典袋の折り方や包み方には、故人への哀悼の気持ちを表す大切な意味が込められています。

この記事では、弔事の金包みの中でも特に「折り方」について詳しくご紹介します。初めての方でも安心して準備できるよう、ポイントを押さえてお伝えします。

1. 香典袋の基本的な折り方

香典袋の折り方には、「悲しみが続かないように」という意味が込められています。特に中包み(お金を包む内袋)の折り方は重要です。

中包みの折り方(一般的な方法)

  1. お金を中包みに入れる

    • 新札は避け、少し折り目をつけたお札を使用するのが一般的です。

  2. 縦長に置いて、右側を折る

    • お札が見えないように、右側を内側に折り込みます。

  3. 左側を重ねて折る

    • 左側の折り目が上に来るようにします。これは「不幸を包み込む」という意味があります。

  4. 上下を折る(必要に応じて)

    • お札が動かないように、上側と下側も軽く折り込む場合があります。
      2. 水引の扱い方
      弔事の金包みでは、白黒または銀色の水引が使われるのが一般的です。

      ポイント
      左折りが上、右折りが下になるように包むのが弔事のマナーです。
      逆(右折りが上)にすると慶事用の折り方になってしまうため注意しましょう。

      水引の結び方

  • 結び切り:弔事では「二度と繰り返さない」という意味を持つ「結び切り」の水引が適しています。一度結ぶと簡単にはほどけないことから、不幸が繰り返されないようにという願いが込められています。
  • あわじ結び(あわじむすび):結び目が固く、解けにくいことから「固い絆」や「永遠の繋がり」を象徴します。主に仏式や神式の弔事で使用されることがあり、地域によっては結び切りよりもあわじ結びが一般的な場合もあります。

水引の本数

  • 一般的には5本または10本の水引が使用され、色は白黒または銀色が多く見られます。

ポイント

  • 仏式、神式、キリスト教式で水引の色やデザインが異なることもあります。
  • 地域や宗派によって水引の結び方の慣習が異なるため、事前に確認するのが安心です。

3. 持参する時のマナー

香典を持参する際にも、気を付けたいポイントがあります。

香典の持ち運び方

  • 袱紗(ふくさ)に包む:香典袋は袱紗に包んで持参するのが正式なマナーです。弔事には暗い色(紫、紺、グレーなど)を使用します。
  • 渡すタイミング:受付で香典を渡す際は、袱紗から取り出し、表書きが相手に向くようにして両手で渡します。

ポイント

  • 受付が混雑している場合は、前もって袱紗から香典袋を出しておくとスムーズです。

まとめ

弔事の金包みは、故人への哀悼の気持ちを形にする大切なものです。特に折り方や水引の扱い方、持参時のマナーは、遺族への配慮として重要なポイントとなります。

今回ご紹介したポイントを参考に、心を込めて香典を準備しましょう。

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